耐震工事で角膜ヘルベスになった

今我が家は4月中旬から、家の中のそれぞれの場所にあった家財道具を移動させ、建坪70坪もある居室空間の壁紙や押し入れの中のべ二ア板をはがしています。その後に5寸角の木材と金属棒をトラス構造方式でたすき掛けに組み付け、最後に耐震合板の打ち付けで終了する耐震工事を始めています。
昨年の秋に、耐震用グッズを揃えることに余念のないかみさんが、『古い構造基準で設計された十分な耐震性能を保有していない既存建物に対し、現行の耐震基準により、その耐震性を再評価るもので、特に昭和56年以降に建築された家屋が対象となる』耐震診断を受けることにした。市役所に電話で依頼したら、10日間程間があいて、耐震診断士の方が派遣されてきた。
家の経年変化した構造を床下に潜ったり、天井に登ったりしながら、家の隅々までしっかりと調査いただき、数日後国の耐震基準に基づいた診断書を届けてくれた。その判定値は0.67との事で、この値は震度7.00以上の地震で全壊もしくは半壊の危険性ありとの診断になります。早速かみさんと相談、今後の老後の生活を考えると、10年程度は二人とも生きながられるなら、地震で命を落とさない様に、この診断に沿って耐震工事をやることにした。それから市役所から60万、それに木造住宅の耐震工事に対する国の補助制度が期内限定で新設され、来年度3月期迄に改修工事を完了すれば上限30万円が、市の補助制度に上乗せられる事も朗報だ。
工事時期になり、我が家も1階と2階で54ヵ所のポイントに、10文字に角材と金具で補強し、耐熱合板をかぶせる補強工事がすすめられています。元々建て売り住宅で購入したものを、その後住みながら3回いろいろな業者を選んで増改築をおこなって来ました。今回は4回目となり、日曜日を除く毎日大工さんを家の中に入れ仕事をしていただきながら、4月から地域自冶会の財務担当役員になって、公私とも多忙な生活をしていたかみさんが、ストレスで『角膜ヘルベス』という病気になってしまい、このプロブを書いている時、彼女はウイルスを撃退させるのに点滴治療が必要で近くの総合病院に入院してしまった。
角膜ヘルベスは普通神経内に潜伏していますが、発熱・感冒・ストレス・紫外線などの誘因に、よく活性化され、神経が下降して角膜に炎症を起すものです。
角膜ヘルベスは治りにくく、いったん軽快しても再発しやすい特徴があります。
再発を繰り返していると角膜に濁りが残り、視力が低下していきます。かみさんの発病原因は、何事もまじめに取り組む彼女の性格が輪をかけてストレスを誘発したもので、既に2ケ月以上経過した耐震工事がすみやかに完了すれば、精神的な負担は軽減されます。この耐震工事は、完了すれば1.02以上の評価基準となり、国の耐震基準をクリア出来、又実際の作業をこの眼で確認しましたので、安心して暮らせる『この世のすみか』となることを確信しています。
さらに『この世のすみか』のかみさんは、太陽光発電も昨年申し込み、この設置作業も耐震工事と併行しておこなわれ、先週末に完成した。定格容量4.0KWの単結晶シリコン型でモジュ−ルの変換効率は16.9%とサンヨ−に次いで高く、月々の我が家の電気料金は売電により支払う必要はないようです。東北大震災の悲惨な被災者の映像がいつまでも私をとらえ、何かをやる時に判断の基準にしていますが、この我が家の試みは自分の身は自分で守れという基本原則に立ち返った判断だと想います。