東北大震災から1年経ちました

カタルーニア国際賞のスピーチで村上春樹さんは語ります。原子力発電を推進する人々の主張した「現実をみなさい」という現実とは、ただ表面的な「便宜」に過ぎなかった。
それを彼らは「現実」という言葉に置き換え、論理をすり替えていたのです。しかし我々の足取りを「効率」や「便宜」という名前を持つ厄災の犬達に追いつかせてはなりません。
我々は力強い足取りで前に進んでいく「非現実的な夢想家」でなくてはならないのです。
それから丁度1年目の3/11に東日本大震災追悼式典が国立劇場で開かれました。
天皇皇后陛下ご参列の中、岩手、宮城、福島3県の遺族ら約150人が出席し、地震が発生した午後2時46分に1分間の黙とうがささげられました。
天皇陛下は心臓手術後の初めての公務となり、犠牲者に哀悼の意を表し「この大震災の記憶を忘れることなく、子孫に伝え、防災に対する心がけ育み、安全な国土を目指して進んでいくことが大切と思います。
今後人々が安心して生活できる国土が築かれて行くことを一同共に願い、御霊への哀悼の言葉といたします」と述べられました
お言葉が慈愛に満ちたお気持ちが溢れ、極めて明瞭で、その意志は凄烈に人々の心になだれ込んでいきます。
それに引き換え、この後式辞を述べた国の統治機構の代表として野田という男の言葉は、自分の肉声ではなく、不明瞭でしらじらしい印象しか受けないお粗末なものでした。
この地獄絵図の大震災は、この国の政治屋代議士および高級官僚の「程度の悪さ」が露呈され、その言質は欺瞞と不正のみで、絶対に彼らの言動に惑わせられないようにしなければならないと感じたのは私一人だけでしょうか。
4月に入ると関西電力大飯原発の運転再開をこの国の「死の商人」というべき売国奴「野田」以下3名の政治家は「妥当」と判断した。特に枝野という大臣はころころと言質を変え、まったく信用できない。
大阪市橋下徹市長は『あれほどの事故を見た後に「原発」をおそれない人は「よほどあくどい犯罪者か、感情の薄い人』といっているが、福島第一原発事故A級戦犯原子力保安院がまことにしややかな言動で「安全性」をチエックし、それを追認しょうとする連中がゾンビのごとくむらがっています。なんともやりきれない原発再開の動きは、東京電力と官僚と政治家三者ので嘘と欺瞞のデマゴギーにより、福島原発事故が勃発したことと同じで、ほとぼりのさめないうちに、又ゾンビ集団となり、強行しょうとしています。
これは何とも国民を愚弄したその場限りの政治決着を連発しつづけ、それは間違いなく次の選挙でかってに自由民主党以上に大敗することは自明な政治屋集団「民主党」の最後のあえぎかとも考えられます、
後ろであやつるやくざ弁護士上がりの仙石氏が、徳島で「落選すること」は間違いない事実で、民主王国の愛知も民主党は誰一人当選することはないでしょう。
彼らは当選して初めて生きられる「吸血鬼」であるため、人間としてあつかえないことを私たちは肝に命じて忘てはならない。
この原発再開が確定するかは未だわからないが、東北大震災及び福島原発の犠牲者の皆さんの遺言をしかと受け止め、鷲の鋭い眼光にもまさらない複眼で注視しつづけることが必要だ。